木村太陽「New Works」

木村太陽「New Works」

2012 8.31 - 9.21

オープニングレセプション
8.31(金) 18:00 - 20:00

対談
木村太陽÷住友文彦
9.1(土) 16:30 - 18:00

Mirror Written Dreams, 2012, 21 x 21 cm, Ink on paper
Press Release

会場:nca | nichido contemporary art
会期:2012年8月31日(金) – 9月21日(金)
営業時間:火 – 土 11:00 – 19:00 (日・月・祝 休廊)
オープニングレセプション:8月31日(金)18:00 – 20:00
対談:木村太陽÷住友文彦 9月1日(土) 16:30 – 18:00

この度、nca | nichido contemporary artは、木村太陽個展、”New Works”を開催いたします。
木村太陽は、日常にある何気ない出来事や事象、経験のなかに内在する違和感やそこから生まれた感情を切り取り、身近にある素材(方位磁石やぬいぐるみ、はかり、ハサミ、計算機などの日用品)を用いて作品へと変換させます。木村のスケッチブックには、日記のように毎日の日常生活のなかで目にした出来事や感情、そこから派生した空想世界のイメージなどが木村のフィルターを通して隙間なく描かれています。
作品には、一見ユーモア/ブラックユーモアにあふれ、私たちを笑いの渦へと引き込みながらも、そこには現代社会の不条理性、不快感や不安が明確に表現されています。
木村はこれまでに身体を物質的な要素と捉え、自身または他者の身体の一部を表した作品を多く制作してきました。近年ではその反動のように、人間の内にあるかたちにならないものに興味を持ち、脳内で意思とは別に身体を拘束、コントロールする事象や夢の中での体験、または目に見えない何かのルールにしばられているような自身の感覚などを描きとめてきました。 今展覧会ではその膨大なスケッチブックのなかから選出し、作品化した新作を発表いたします。
今展覧会は、木村にとって4年ぶりの個展となります。 会期中には作家本人によるパフォーマンスを随時行う予定です。詳細はホームページをご覧ください。

<木村 太陽 / Taiyo Kimura>
1970年 神奈川県鎌倉市生まれ。
主な個展(selected) :Branch Gallery ノースカロライナ(2008)、Art Gallery of Southwestern Manitoba, マニトバ、カナダ(2007)、ヨコハマポートサイドギャラリー、横浜(2005)、Unpleasant Spaces” Wuerttembergischer Kunstverein, シュテュットガルト(2004)
主なグループ展(selected):“MONANISM Opening Exhibition” Museum of Old and New Art, オーストラリア(2011), “Identity VII” nca | nichido contemporary art、東京(2011)、“EMPORIUM” ダウィンチ博物館、ミラノ (2009)、“Laughing in a Foreign Language”ヘイワードギャラリー, ロンドン (2008)、 第10回スタンブールビエンナーレ,トルコ(2007) 、“Global Players” Ludwig Forum Aachen、ドイツ(2006), Nasher Museum of Art at Duke University, ノースカロライナ(2010) で開催され、出品作が収蔵された“The RECORD:Contemporary ART and VINYL” が MIAMI ART MUSEUM マイアミ(2012)/ THE INSTITUTE OF CONTEMPORARY ART/BOSTON ボストン(2011)を巡回し、Henry Art Gallery 、シアトルにて開催中です。

*2013年2月からはアジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)の派遣によりニューヨークのアーティストインレジデンスへの滞在が決定しています。

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