2007 04.06 - 05.26
Installation >>
Georgina Starr / ジョージナ・スター
"THEDA"
開催場所: nichido contemporary art
会期: 2007年4月6日(金)- 5月26日(土)
営業時間: 火-土 11:00-19:00 休廊 日・月・祝
レセプション: 4月6日(金)18:00-20:00
この度、nca | nichido contemporary artは、ロンドンの作家、ジョージナ・スターによる日本での初の個展「THEDA」を開催致します。
ジョージナの作品は現代社会に溢れる様々なメディアや事件に、古いフィルムストーリーから抜粋したイメージと重ね合わせ、独自のパフォーマンスによる写真、映像を発表しています。ジョージナは、演出方法やスクリプトを再構築、再検証し、スクリーンを鏡として、私たち自身のアイデンティティーがどのようにフィクション(架空世界)に入り込み、そして脱却するのかを考察します。
今展覧会「THEDA」は1920年代の無声映画の大スター、セダ・バラの初期のスクリーンパフォーマンスの情熱の演技を、ジョージナが再表現した映像作品と、作品に合わせた即興演奏、写真作品(30点)から構成されます。
一風変わった80歳の映画ファンとの偶然の出会いによってジョージナは無声映画時代の伝説的人物、セダ・バラ(Theda Bara)を紹介されました。バラは、チャップリンをはじめとする世界でもトップ3にランクインした映画スターでした。セダは1914年から1926年の間に40作品以上の映画に出演しましたが、その中でたった2作品のみ、今日まで現存しています。
今作品は、無声映画時代の初期の映画制作者、ドイツの表現派でシアターディレクターのマックス・ラインハルトとその理論、そして多くの役者の大規模な調査を通して、失った映画からの重要なシーンをアーティスト自身が新たに表現したものです。
作家略歴:
1968年、イギリス、リーズ生まれ。現在はロンドンに在住、制作活動中
イギリスのMiddlesex Polytechnicを卒業後(1987-1989)、ロンドンSlade School of Artsにて学ぶ。(1990 ミ 1992) 、
1992年にロンドンで初めて個展を開催以来、第49回ベニスビエンナーレやMOMAニューヨーク、テートブリテン、シドニー現代美術館、ロサンジェルス現代美術館など国内外でも多くの展覧会を開催している。
最近の主な発表歴として、The Prince Charles Cinema(2006), ロンドン、リーズシティーアートギャラリー、イギリス(2004 / 2005), Fletcher Works-Site Gallery, イギリス(2003), Annet Gelink Gallery, アムステルダム、オランダ(2003)など多数。
* 作品に関するお問い合わせは、担当:竹田までお願い致します