ブラジル×ヨコハマ 時の懸け橋

ブラジル×ヨコハマ 時の懸け橋

2008 09.05 - 09.26

Janaina Tschape/ジャナイナ・チェッペ “Aqua Viva”, 2003
Press Release

*Janaina Tschape/ジャナイナ・チェッペの作品は、“第2部 日本・ブラジル現代アートの交流”に展示されます。

ニューアート展2008
「ブラジル×ヨコハマ 時の懸け橋」

弟1部 ブラジル日系画家100年の歩み
弟2部 日本・ブラジル現代アートの交流

開催要項

趣旨
横浜市民ギャラリーでは、より多くの人々に日々の生活の中でアートを楽しむ機会
を提供することをめざし、毎年秋に「ニューアート展」を開催しています。
今回はブラジル移民100周年を記念して、ブラジルと日本の美術の交流を紹介する展覧会を2部構成で開催します。ブラジルへの移民は1908年に神戸港を出港した笠戸
丸に始まり、その後約25万人の日本人がブラジルに渡ったと言われています。現在、ブラジルにはその子孫である日系人約150万人が住み、世界最大の日系人居留地をなっています。様々な分野で日系人が活躍するなかで、美術界においても日系人作家は。ブラジルの雄大な風土を背景に、東洋の美意識をラテン的な文化を融合した独特の美の世界を生みだし、国際的に高い評価を得ています。横浜は、戦後横浜港からアルゼンチナ丸やサントス丸などの移民船で多くの日本人が海を渡ったことから、ブラジルと深いゆかりがあります。
本展と同時期に開催されるヨコハマトリエンナーレ2008では、「タイム・クレヴァス」、美術が映し出す「ときの裂け目」がテーマとなっています。本展では、そのテーマを関連して、100年という時のクレヴァスとブラジルと日本という地理的なクレヴァスを越えて活躍する日系人画家たちの歩みを紹介するとともに、若手作家による現代ブラジルと日本の美術交流を紹介し、ブラジルとヨコハマの間に美術の架け橋をかけることを目指しています。

第1部は、日本全国を巡回する「ブラジル日系画家100年の歩み展」ブラジル日本文化福祉協会との共催で開催します。ブラジルに渡った日本人画家の先駆である藤田嗣治から始まり、第一世代の玉木勇次、沖中正男、弟二世代の間部学、大竹富江、第三世代の若林和男、金子謙一、豊田豊、第四世代の大岩オスカール、工藤ジェームス、間部ユーゴなど、国際的に活躍するブラジルの日系画家たち44名の作品約100点を紹介します。
弟2部は、横浜市民ギャラリー独自企画として「日本・ブラジル現代アートの交流」を開催します。国際的に活躍する日本をブラジルの4人の若手現代作家を取り上げ、両国の文化や芸術からインスピレーションを受けて生み出された新しい表現の美術を紹介します。日本からは三梨伸(インスタレーション)と鈴木亘彦(立体)、ブラジルからはエリカ・カミニシ(平面)とジャナイナ・チェッペ(映像)が出品する予定です。

会期中には、ブラジルの文化や芸術に関するトークなど様々なイベントを開催します。また、ボランティアによるギャラリーでの対話活動や来場者が参加するワークシートなどを実施し、市民が主体的に展覧会にかかる場を提供します。

2.会期
2008年9月5日(金)~9月26日(金) 22日間
休館日:会期中なし
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)

3.会場
横浜市民ギャラリー3階展示室
所在地:横浜市中区万代町1-1 教育文化センター内
TEL:045-224-7920 FAX:045-224-7928
HYPERLINK "http://www.yaf.or.jp/ycag/" http://www.yaf.or.jp/ycag/

弟1部巡回会場(予定)
2008年7月3日~15日 神戸さんちかホール
7月19日~8月31日 松山 三浦美術館
9月5日~26日 横浜市民ギャラリー
10月14日~26日 熊本県立美術館

4.入場料
一般(18歳以上)500円 (1部、2部共通)
18歳未満は無料
障害者手帳をお持ちの方とその介護者(1名)は無料

5.主催、後援など
弟1部:主催:横浜市民ギャラリー(横浜市芸術文化振興財団)・ブラジル日本文化福祉協会、共催:ブラジル日本移民100周年記念組織委員会、日本日伯交流年実行委員会、後援:ブラジル大使館、(社)日本ブラジル中央協会
弟2部:主催:横浜市民ギャラリー(横浜市芸術文化振興財団)、後援:横浜市市民活力推進局、神奈川新聞社、NHK横浜放送局、tvk、アール・エフ・ラジオ日本、FM横浜、横浜市ケーブルテレビ協議会、他

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