ヤン=バン・オースト -ダンテの眠り-2007 12.7 - 12.28 |
|
Jan Van Oost / ヤン=バン・オースト
-il sogno di Dante / ダンテの眠り-
開催場所: nichido contemporary art
会期: 2007年12月7日(金)- 12月28日(金)
営業時間: 火-土 11:00-19:00 休廊 日・月・祝
レセプション: 2007年12月7日(金) 18:00 - 20:00
オープニングに合わせ、作家が来日いたします。
この度、nca | nichido contemporary art は、国際的に広く活躍しているベルギー人アーティスト、Jan Van Oost /ヤン=バン・オーストによる第1回目の個展「il sogno di Dante ダンテの眠り」を開催致します。
「シンボリズム」の中に自分自身の言語的なよりどころを見つけるバン・オーストは、死の概念に重点的に取り組み、そしてそれを表現しています。死という概念は彼の作品の中核をなし、それに付随するのが哀悼の儀式であり、それによって人間の生には限りがあることを受け止めるよう警鐘を鳴らしているのです。今展覧会で、バン・オーストは神曲「ダンテ」をテーマとし、暴力的かつ官能的なイメージを持つ彫刻及びドローイングを発表します。
またバン・オーストは、ヨーロッパ文化の歴史を自由に操り、作品へと投影しています。彼はその卓越した感性によって、生と死において人間の肉体について私たちの持つ視点そのものを動揺させます。彼の作品は、私たちの心のあり方を見透かすレントゲン写真のようなものであり、ポストモダン社会のせわしない暮らしの中で生きる私たちに対し、深遠な問いを投げ掛けているのです。
「皮肉というものはわたしの作品につきものの戦略的な手法、つまり恐怖と誘惑との、また現実と空想との間にある複雑なあいまいさなのだ。通常、人の意識の範囲内にないものを芸術はさらけ出してくれる。」
「わたしの作品はプロジェクトや人生観といった秘密に触れる心の劇場である。自叙伝ではあるけれど、『伝記』のない、本能的にバロックの、いわゆる人間の記録のカクテルなのだ。」/ヤン=バン・オースト
作家略歴:
1961年ベルギー生まれ. 現在ゲント(ベルギー)在住
主な展覧会歴:(1985)Kunstlerhaus Bethanien,ベルリン/(1986)Paleis voor Schone Kunsten,ブリュッセル/ Foundation De Appe,アムステルダム/(1986)4Artists Spaceニューヨーク/(1987)Centre d'Art Contemporainジュネーブ/(1988)ベネチアビエンナーレ/(1989)Paleis voor Schone Kunsten,ブリュッセル/(1991)Kunstverein Dusseldorf デュッセルドルフ/(1992)Salzburg Kunstverein,ザルツブルグ/(1993) Teatro Carlo Felice ジェノバ/(1994) Musse d'Art Moderne de la Ville de Paris パリ/(1994)The institute for Contemporary Art P.S.I ニューヨーク/(1996)Fuori Usoペスカーラ/(1999)Le Magasinグルノーブル/(1999)ヌシャテル(2001)De Beyerd,ブレッダ/(2001)ContiCasal,モンフェラット/(2003)Museum of Contemporary Art ルーアン/(2005)Bi_nnale de Beijing, Belgian Art 北京/(2005)Malison Musique,リーヴォイ/(2005)nca | nichido contemporary art東京/(2005)MMKK Museum Moderner Kunst Karnten,クラーゲンフルト など
発行書籍 "Drawings from the Baudelaire Cycle -The first period 2002"